読んでる。

ヒント35:始めたことは終わらせること
これは単に、りそーすの開放を行う責任があるのは、そのリソースを割り当てたルーチンやオブジェクトである、ということを意味しています。
P132より

我々の目標は、宣言的(「どのように」ではなく「何を」に重点を置く)にものごとを考え、動的で適用範囲の広いプログラムを生成することなのです。このため、「全般的なことをプログラムし、それ以外の特殊なことはどこか他の所(つまりコンパイル済みコードの外側)に持っていく」という一般原則を採用して欲しいのです。
ヒント38:抽象概念はコード上に、詳細はメタデータ上に置くこと


この本に登場する言語も一つに限定されたものではありません。基本的にはC,C++,Javaでの記述が大半のようですが。

そのことで今回僕が何を感じたかというと、例えば、C++でのリソースのバランス処理(closeとかですね)をtry〜catchの説明と絡めた後で、C++の弱点を克服する目的で、Javaではガーベッジコレクションによるオブジェクト破棄機構が導入されており、その際finalizeメソッドが呼ばれるとか、finallyの説明とかがさらっと書いてあったりするんですが、こういったところで、僕のような初心者にとっては蒙が啓かれることは多いです。

さらにJavaだけでなく、C++との言語的な時系列を学ぶこともできるわけで、これがJava限定の参考書にはない特徴でもあろうかと。もちろんこの手の本を読んで多くを得る部分は原理原則的抽象度の高い事項かもしれませんが、前述のようなことがサラッと頭に入ってくることがあるということも感じた次第でありまする。語尾が変。