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給与明細は謎だらけ (光文社新書)

給与明細は謎だらけ (光文社新書)

所得税の税率。住民税の税率。厚生年金保険の料率。国民年金の金額。雇用保険の料率。控除の仕組み。サラリーマンの給与所得控除って多めの設定なの?

しってます?


給与所得控除すら知らないで、生きている人だっているのではないか?日本人っていうか給与所得者と言った方がいいでしょうか?本当に金銭とか所得とか報酬とかに対する感覚がおかしいとはよく言われていますよね。諸悪の根源「源泉徴収」ってのをやめた方がいいのではないだろうかというのは本当に議論されていいのではないかと思う。この制度、ひいては日本の国力が衰えていく原因になるよきっと。給与って自分の価値をしっかり認識する一つの尺度ではないの?あえて、前提抜かして書きますけれど、お金って重要だよ。ほんとうに。


例えば、生命保険とかの控除は会社がやってあげないで、確定申告に切り替えるとかから初めて言ったらいいんじゃないの?いきなり費用計算しだすのも大変でしょうしね。


「何となく取られてる。でもしょうがないか?」ってありえなくないですかい?


投資とかやってる場合なら、さすがにそこでの所得は会社が処理してくれないでしょうから、やってくれない。でも特定口座なら証券会社がやってくれるので、楽。いやいや。楽はいいですけれど、せめて投資やるんだったら、そこんとこの仕組みくらいは知っておかないとヤバいんじゃないの?と思うのですが、日本の雇用体制に飼いならされた人々には「おっくう」だったりするのかな。分かってやるのと分からないでやることの差って圧倒的ですけれどね。考えないと潰れます。無自覚に自動的に。

なお、公的年金については、受給時に所得税があらかじめ源泉徴収されている。
サラリーマンはどうやら一生源泉徴収からは逃れられないらしい。
少しずつ変わろうとしているのかもしれない。
いや変えなければいけないのだろう。そのためにも自分が徴収される税金の仕組みくらいは知っておこう。
そうすることで、遠くに何かが見えてくるはずだ。

きっと全国民がスベキでしょう確定申告。少しずつね。