読んだ

預金じゃイヤだけど投資はコワい ボクの“負けない”人生戦略 (Kobunsha Business)

預金じゃイヤだけど投資はコワい ボクの“負けない”人生戦略 (Kobunsha Business)


物語になってます。主人公のサラリーマン氏は、デフォルト思考が投資イコールうさんくさいもの。いまだにそういう風潮は本当にあるもので、というか大勢。投資とかいうと、なんだか黒塗りのモニター3台ぐらいの前で、ある一瞬ついて、"売り!買い!"やってるイメージになっちゃったりする。こういうイメージもたれてるって実感としてもあります。


この物語の主人公氏もFXのレバレッジ取引で失敗し、インデックス運用に目覚めていく的な内容になっています。私はおかげさまで、この本の著者の内藤氏や他のインデックス運用を推奨する方々の書籍を読んで、はじめて投資やってみようかなと思った人間なんで、投機的な売り買いやったこと無いんでなんなんですが、もっとたくさんの市井の方々にインデックス運用というものを知ってほしい。価値判断はその後の勉強の中で自分でやればいいんで、知ってもらうこと大事。「うさんくさく無さ」を知ったら結構始める人いるんじゃないかと。日本の1500兆、動いていくんじゃないかなと。


そしてインデックスだから絶対儲かりますとかじゃないってことは承知しながら、リスクってものの本当の意味と、時間分散地域分散によってリスクを自分でコントロールできるようになるんだ!とかって知識はしっかり培っていかなきゃならないだろうけれども、とにかく知る端緒として極めて最適な本かと思います。よろしくインデックス。やるなら少しそれ系の本読む必要はあるでしょうが、結構楽しいよ。インデックス派の人の本は落ち着いた文章だしね。"儲かる"とか"絶対"とかキーワード使ってる本はやめましょう。ありえないから。