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SEの教科書 【完全版】 (技評SE選書)

SEの教科書 【完全版】 (技評SE選書)

失敗を繰り返す組織では、過去にプロジェクトがうまくいっていなかったとしても、原因を特定していないし、解明してもいません。そして、そもそも組織全体として、コミュニケーション(伝言)の価値を軽く考えているので、そこに時間やパワーを費やす必要性を、決定権を持っている人が感じていません。コミュニケーションを軽く考えていることは、「知らない」ことをかんたんにバカにする姿勢や、他の組織をネタにどうでもいいような悪口を言う行動に表れてきますので、しばらく見ていると分かる場合があります。

失敗は誰だってする。受け入れるか。忘れるか。どうして忘れようとする?「あったことだろう?」ということですね。先生にしかられる小学生じゃないんだからさ。叱る人が必要って情けないじゃないですか。お金もらってるんだしね。

筆者は、IT業界で働く以前、自衛官やパチンコ店の店員をやっていたこともありますが、IT業界のマネジメントのレベルは、これらの業界と比べても圧倒的に低いというのがIT業界に入ってからの印象で、しかも不思議と大きな組織ほどその傾向がありました。個人的にはIT業界全体として、外部からのイメージとはかけ離れている感のある、この低レベルなマネジメントについて、もっと劣等感を持って考えたほうがよいのではないかと思っています。

少し本当に考えていったほうがいいと思うよ。私ももちろん考えていきたいと思うよ。コミュニケーションということにも重大に関わってきますよね。失敗しないようにとか、私知らなかったとか、私は言ってないとか。相手にコミュニケーションの意志がない場合ってあるよね。諦めないことも必要になってくるのかね。しんどいけどね。だめだこいつじゃなくて、こいつとコミュニケーションとるんだ絶対とかまで思うってこと。

顧客は「システムが欲しい」わけではなくて、「システムが稼働し続けることによって得られるであろう利益そのものが欲しい」わけです。

ここを見誤ったら、終了です。

正確に納得のいく形でマネジメントを教えてもらえることはほとんどありませんし、「仕事の中で自分でつかめ」というのなら、今よく見かけるマネジメントは本当につかむべきものでしょうか?筆者にはとてもそうは思えません。

まさに。以外に言葉が見つからない。私なりに教えてあげられることがあれば懸命に教えて継承していきたい。私自身もまだまだだけれども。その結果その相手がどう咀嚼してのびるかはその人次第で、伸びたらしっかり評価できる人間であるために自分も磨けていなければならない。プログラムが書けないマネージャの存在は本当の意味でごめん被りたい。特に今のようにソフトウェア設計がプログラミングと密に関連する時代。本当に面白い時代。そして同じ機能のソフトウェアでもその品質に圧倒的な差が出る時代。努力はしましょう。プロフェッショナルとして。