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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則


最近アップルが好調だからなのか、本当にこの人関連の本がたくさん出ていますね。私は2001年G4/867/QuickSilver購入以来はずーっと、Machintoshを使い続けています。前の仕事では、職場でもクイックシルバーを使っていました。

マイクロソフトが抱えている問題はただひとつ、美的感覚がないことだ。足りないんじゃない。ないんだ。
                  --ステーブ・ジョブズ

無いことを強調しているから、強くインパクトのある言葉になる。言い方もあるよね。そのあたりに関して、ジョブズのプレゼンの事例をたくさん参照して、こうするからすごいんだ。こうするからうけるんだ。こうするから売れるんだ。が、随所に書かれているのが本書です。
彼のあの天才的なパフォーマンスも実は凄まじい練習の賜物なのだということがよく分かります。あのプレゼンは半端ないからね。


昨日の日経にこんな記事「捨てる決断アップルの教訓」も載っていました。

同社は2001年に従来の基本ソフトに見切りをつけ「OSX」と呼ぶ新しいOSに切り替えた。コンピュータの頭脳であるOSの全面刷新は半端なことではない。OSがバージョンアップではなく新規のものに切り替われば、以前のOSに準拠した応用ソフトや使い手の熟練は水泡に帰す。古くからのアップルファンには抵抗もあったが、ジョブズ氏の決断で押し切った。


〜略〜


旧OSにしがみついたままではアップルを支える商品競争力は生まれず、今日の繁栄は無かっただろう。「捨てる決断」が功を奏したのである。さて、今の日本を見渡せば、以前のアップルのような会社は多いのではないか。過去にはそれなりに実績があるが新時代に対応できず、展望が開けない。そんな時は従来の経営の「基本ソフト」を捨てて新たな道に踏み出すのも一案だろう。


〜略〜


やみくもに過去を否定しろとは言わないが、未曾有の環境変化に直面する今の企業にとって「捨てないリスク」「過去にしがみつくリスク」は日々大きくなっている。


そうでしたそーでした。当時いろいろなソフトがOS9とOS10対応でした。classic環境なんて言葉がありました。僕もしばらくはOS9IllustratorPhotoshopも使っていました。懐かしいですね。


仕事をしているという実感をもてる仕事がしたいよね。覚悟は相当必要だ。手遅れになる前に相当な覚悟で。分かりますか?分からない人には分からないのだろうな。問題意識を持つという前提にすら立てないのだから、分かりようが無いよね。変わりましょう。もう売上上がればよかった時代では無いのだから。