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プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

01 セブ・ローズ分別のある行動

Martin Fowlerは特に、今述べたような技術的負債のことを故意の技術的負債と呼んでおり、故意ではない、不注意から発生する技術的負債とは区別するべきであると言っています。


この違いの認識すらなされていない状況っていうのはとてもたくさんあるような気がして2011年東京。

技術的負債は、その名のとおり、借金のようなものです。短期的には利益になりますが、完済するまで利息を払わなくてはなりません。早くできるからと手を抜いてコードを書くと、機能追加やコードのリファクタリングが難しくなります。


短期的には利益になるなんてのは完全なエゴですよね。そんでこういったエゴを放置してしまう人には、往々にして、その利息を払うの実は2年後の自分事態発生、となったりするんですけれどもね。かの有名な「ふざけんなよ俺!」


あと、たちが悪いのはこの利息を払い続けるという作業によって人月ビジネスが生きながらえているという現実がしっかりとあると思われるあたりですよね。これは未だにたくさん残っています。なんでそんなことするの?でも言わないけどみたいな。うんざりですね。切り開きましょう。切り刻みましょう。あのふざけた中産階級のガキどもをぶちのめすため。誰?

技術的負債はできるだけ早く完済する。分別のある人ならそうするはずです


ここにきて、このタイトルがきいてきますね。「分別のある行動」をとりましょう。分別ざかり俺。