Seasar Conference 2009 Springに行ってきた。

はじめにSlim3 on Google App Engine/Javaを聞く。なんかずいぶん広いホールでありましたね。Slim3は開発をはじめた当初のものとは違うらしく、GAEに最適化されるように完全に作り替えたという話。はじめのは全部捨てたという話。ケツダン。今のSlim3はGAEに最適化されたフルスタックのフレームワークと言うことらしい。

ひがさんが、また今回の発表の中でも言っていましたが労害の話はそのとおりだと思う。新しいものというだけで、試してみようともしないで、「だめ」と笑うのはできない人間のお家芸的なもので、なんの裏づけもない「権威」を振りかざす場面なんぞはどんな業界、場面にいってもあるわけです。ITとかSIとかだけに限らないことで、私もここにくるまでにいろいろやってまいりましたが、おんなじです。怖いくらいに同じです。

でも、これまたそうなんだけれど、どこに行っても期待できる人間はいるわけで、老害じゃない人間もいるわけで人間あまねくまったく期待できないわけではない。ここ重要。この労害ってのは実年齢とはまったく関係ないってのもその通りだと思う。そしてもちろん新しいからって全てが「いいもの」というわけではないというのも重要な視点で、だから「選択」をするわけだけれど、選択する際、自分に選択できるリテラシーはあるのかっていうのは大変重要になってくるよね。その力をつけるためには地道に勉強するしかないだろう。これもSIだとかITだとかに限った話じゃない。「小津映画」をだめと言うならまず全部見ろ。そしてロジカルに納得できるように「だめさ加減」を説明してください。

ひがさんは自分でGAEがくると思ったからリソースを全部捨てさって、Slim3をGAE対応にしたわけで、今までのベースのリテラシーを元にそれを選択したわけで、だから何かっていうと、僕みたいなものは勉強を続けて少しでも多く早くリテラシーを高めるのが重要っていうありきたりだけど大切なことの再確認なわけで。TDD Support,Hot Reloading,Type Safe Query。


次にCubby in Actionのコマを聞いた。
申し訳ないというか、お恥ずかしいと言うか、このプロダクトに関してはほとんど知識がなかったのですが、一番印象に残ったのは、URIが美しいというところで、Strutsのあの忌まわしいほどに汚いURIというのが美的に許せないし、わかりにくいと思っている自分にとってはうれしい。

Strutsって最新のでもURIは汚いのかな?1.1の知識で書いてしまってて申し訳ないんですが、URIが美しいってのは素晴らしいことです。本当に。あとは、ほとんどの参加者の方がStrutsを使ったことがあるということで、「やっぱり多いんですね」と言うのが実感でしょうか。そのうち試してみたいと思います。


次にT2 in Action - サンプルから学ぶT2 -を聞いた。
プロダクトのことよりなにより一番印象に残ったのは、コミッタの皆さんが本当に生き生きと楽しく開発を楽しんでおられるんだろうなという雰囲気のすばらしさです。しんどいことももちろんあるのでしょうが、それも含めてあれははっきりと羨ましいです。これからも頑張ってください。と、これで終わってもいいのですが、プロダクトももちろんいいのでちょっとメモしておきます。

今回、プロダクトではViliというプロジェクト自動作成ツールを紹介されていましたが、プロダクトがすぐに試せるプロジェクトがすぐに作れるというのは大変ありがたいし重要だなというのは僕の実感です。本当に意気込みがある人でも、初心者だったりするとまず動かないと「なんかなー」って感じになる人は多いと思うのです。動かないのを動かせるようになるまでの試行錯誤によって力がつくのではないか?というのもあるかもしれませんが、本当にやる気のある人なら動いた後で、その自動作成ツール自体の動きも理解しようとするので、それはそれでいいのではないかと思います。

Viliを実際に試しましたがダウンロードから実際に動かすまで、2,3分でしょうか?

あとはAMF関連の通信のこととか。知識がなさ過ぎるので、よくわかりませんがいつか試してみます。


BigtableとJDOの勝ちパターンは、尋常じゃないくらいの人が並んでいたので、あきらめて神楽坂でコーヒー飲んで帰りました。
土曜日。