読んだ
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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随分構成とか章立てとか太字箇所とか至れり尽くせりに簡潔に書かれてますね。いいんですがね。
著者の言うざっくりした利益の方程式とかってこんな感じだそう。ざっくり重要。
利益=(顧客あたり単価ー顧客あたり獲得コストー顧客あたり単価)×顧客数
はじめに、この方程式のことと、利益という概念の重要性等を説明。そんで、具体的に章を立てて、一つ一つの変数にたいする戦略を説明していく。
- どうやって顧客単価を上げるのか
- どうやって顧客獲得コストを下げるのか
- どうやって顧客原価を下げるのか
- どうやって顧客数を伸ばすのか
やっぱかけ算の部分は重要だわな。掛けるのだから。この章はキャズムとかの話も出てきたりなんかして。
やっぱり売上伸ばしてれば何とかなる時代ではない。少子高齢化の本当の恐ろしさはこれからなのだろう。ほんとうにヤバくならないとみんな何も考えないのかな。逃げ切れると思ってる世代だって、残念ながらそうはいかないよ。させないんだから!
その考えを徹底的に変えないと、高度成長の歴史と重なって生まれて歩んできて、なんとなくやってきたような企業は、いまは稀な不況なのだから仕方が無いんだよ、そのうちまた売上は上がって、とか言いながらのたれ死ぬんだろうな。ま、そういう企業だからそんなことを言ったりもするのだろうけれど。
とくに太字にもなって無かったなんとなく箇所から1つ引用
また、顧客コストが安い場合、極端な話0円であれば、どんなに粗利率が薄くとも、利益を出すことができます。たとえば、大企業の下請けに近い業種はその典型です。ぎりぎりまでコストを絞って利が薄くなっているのですが、顧客獲得コストがかかっていないため、なんとか操業が続けられるのです。
つぶれるべきだよね。つぶれるべくして。日本国とかも。ま、なんかいろいろ、無理なんだけど。国家公務員の給料1.5%削減だそうで。1.5%!!!